長男の入院

長男が卵の負荷検査のため、
入院をしました。

夏休みに一泊二日の予定でした。

入院をすることは
入院をすることが決まった年中さんの5歳になった頃に話しました。

卵が食べられるようになるために
今どのくらい食べられるのか、検査してみること。
そのためには前みたいにかゆいだけじゃなくて
苦しくなっちゃったりすることもあるかもしれないから
ちゃんと先生に診てもらいながらしないといけないから
病院にお泊りをしないといけないこと。
検査には痛い処置(点滴)があることも説明しました。

長男は神妙な顔つきで聞いていましたが
それから2~3か月。
ふとしたときに病院に入院することを思いだしては
不安を口にしていました。

そのたびに
上記の説明と、
ここで少しでも食べられるようになれば
今まで食べられなかったものも食べられるようになるかもしれない、と
下手な期待は持たせたくなかったのですが
数か月先の入院についてナーバスになっているので
希望的観測も話しました。

そうして迎えた入院当日。

朝、母と妹が迎えに来てくれて
まずみんなで病院へ行きました。

次男、長女を預かってもらうのですが
その前に長男が予定通りに入院できるかがわからなかったので
入院が確定してから実家へ向かってもらうことにしました。

前日から不安定になっていた3人は
長男入院前夜
いつも通りに朝は起きてくれましたが
いつもよりもおとなしく、待合室でもいつもよりもおとなしかったです。

朝一番の外来で診察を受け
すぐに入院が決定。

そこで次男と長女は実家へ行ってもらうことになりました。

さりげなく車へ向かってもらい、
ぐずることもなく無事に実家へ向かいました。

長男は妹から借りたDSを珍しさもあり、
夢中になってしていました。
それは画面をただ見ているだけに等しいのですが^^;

ほどなくして、点滴のために長男が呼ばれました。

こわばる長男。

わたしは「教えたとおりに。ちっくんをしているところは見ないで、ゆっくり深呼吸をするんだよ。
力を抜いてね、そのほうが痛くないから」と話し送り、出しました。

長男は痛い点滴を何よりも怖がっていました。

なので、点滴をする手順、左手(利き手じゃないほう)を出し、
点滴が入りやすいように血の管を見るために腕を縛る。
そのあとばい菌が入らないようにひやっとする消毒をしてから、ちっくんをする。

点滴はかゆくなったり、苦しくなったときに
何度もちっくんしなくていいために、
検査中は食べたり飲んだりが出来ないので、
身体がカラカラになるのを防ぐためにすること。

聞かれるたびに説明をし、
長男の疑問には答えてきました。

それで長男の不安がなくなるわけでもないので
心配でした。

長男の初めての採血の時のことがオーバーラップします。

離乳食を食べてすぐに湿疹が出たとき。
アレルギー

まだ長男は7か月で、
採血のために別室へ連れて行かれる時も
人見知りもなかったのでニコニコして抱っこされていきました。

そのあとも泣き声は聞こえてこなくて
あぁ、わからないうちに終わったのかな、なんてのんきに思っていたら
「わぁーーーーん!!!」と激しい泣き声が聞こえてきました。

わたしがたくさんアレルギーがあったから長男もアレルギー反応が出たのか。
もっと気を付けていれば出なかったのか。

どちらにしても、、こんな小さいうちに味合わなくてもいい苦痛を味あわせてしまったことに
ほんとうに申し訳なくて
長男の泣き声に苦しくて、わたしまで涙が出そうでしたが
わたしがここで泣いたり、この場を離れるのは、逃げるわけにはいかないと
処置室の前のソファーに座って、戻ってくるのを待ちました。

子供の苦しみを代わってあげられない苦しみということは
こういうことなのか、とそのとき初めてわかりました。

そういうことがあったので
今はしっかり物事がわかるようになってきている年齢ですし
さらに心配は募ります。

そうしていると
「痛い!痛い!!ママーー!!!」
と長男の泣き声がしてきました。

もう少ししたら泣き声も落ち着いて
出てくるはず・・・
と待っていたのですが
泣き声はやまないし、いつまでたっても出てこない。

それからも
「痛いって言ってるのにーー!!なんでーーー!!!!」
「いたいーーー!!!!」
と長男の泣き声はエスカレート。

もしや・・・・と思っていると
ようやく出てきた手を見て、納得。

何度か入らなかったようで
刺した後がありました。

しまった・・・・
そこまでは説明していなかった・・・・・・

長男は出てきたらすぐに落ち着いたので
「がんばったね」と声をかけましたが
おそらく処置をしていたスタッフの方は大変だったのではないか・・・・と
心配になり、ちょうど顔を合わせたときに頭を下げると
「ちょっと入りにくくて。でも長男くん、がんばりましたよ」と言われて
長男は少しご満悦でした。

長男の点滴も無事に入ったので
他にも検査をする人たちとともに病棟へ。

病室へ行くと、長男のベッドの横にはストレッチャーが置かれ
テレビが撤去されていました。

厳重だ・・・・・・

他の同室の人はみんな年上で
検査中は思い思いにテレビを見たり、ゲームをしたりしていました。

長男はお絵かき帳にカルタ、トランプに
妹から借りたDSを持ち込み検査中を過ごしました。

検査は卵1つ、全卵を15分かけて加熱したいり卵を持参しました。
味付けは自由とのことだったので
初めて卵を食べる子は食べたことのない味に嫌がって食べなくなることもある、
と聞いていたので、お砂糖で甘く味付けをしました。

少量ずつ食べて、心電図や酸素飽和度など変化がないかを先生が確認しつつ、
かゆみや湿疹なども出ていないかを医師二人、看護師一人で確認していき検査を進めていきます。

最初は緊張していた長男も
スタッフの人たちの心遣いで和ませていただき
ゆったりと検査を受けることが出来ました。

半分を食べたところで少し頭を掻く動作があり
「かゆいの?」と聞かれ、
「いつものかゆいやつ」と答え、すぐにやめました。

長男はアトピーになりかけているので
少し汗をかいていたり、乾燥していたりすると
肌は敏感になるようで
掻くしぐさもある意味癖のようになっていました。

先生にも伝え、検査は続行。

ホッとしていたら、
同室のお子さんたちが続々と日帰りで帰ることになり、
少し期待をしました。

するとしばらくして
「このまま症状が出なかったら日帰りで帰りましょうか」
との通達が!!!

期待しないでください、と外来で言われていたけれど
帰れるかもしれない!
次男と長女も今はぐずったりしていないようだけれど
夜は心配だったし、帰れるなら一安心。

何より、すぐには無理でも
少しずつ卵入りのものが食べられるかもしれない!!
6歳のお誕生日にはアイスケーキではなくて初めて市販の普通のケーキが食べられるかもしれない!!

とわたしの心は浮き足立っていました。

それでも長男に変な期待を持たせてはいけないので
「最後までがんばろうね」と話し、
静かに落ち着いて検査の時間を過ごすことが出来ました。

そうして無事に検査を終えることができ、
症状が出ることもなく、
その後お昼ご飯を食べて、
夕方の診察で先生から許可が下り、
日帰りで帰ることが出来ました。

長かったようであっという間だった一日。

長男の入院は日帰りで終えることが出来ました。

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コメント

  1. しま より:

    こんにちは!
    いつもブログに遊びにきて頂いてありがとうございます♪

    日帰りの入院、お疲れ様でした!
    息子さん、頑張りましたね!

    痛い痛い!って泣かれるとかわいそうになっちゃいますよね><
    必要なことなんだけど・・・
    息子さん、しっかり検査頑張ってえらいと思いました^^
    お誕生日のケーキ、楽しみですね♪
    卵、食べられるようになりますように!

    応援していきますね^^

    • meriw318 より:

      しまさん、ご無沙汰しております。
      お返事が遅くなってしまってすみません。

      コメント、ありがとうございます^^

      子どもが苦痛で泣いているときに
      何もできないことはほんとうにキツいですね
      特に必要なことなだけに・・・

      ケーキは無事に食べることが出来て
      長男はもちろん、大人まで感動してしまいました*^^*

      またお待ちしております^^

      わたしもまたお邪魔させてください♪