見知らぬ人から物を勧められた時の対応

あまり一般的でないことを経験しました。

少々ぼかして書こうと思いますが
考えさせられる出来事でした。

子どもを連れて歩いていると
よく声をかけられます。

それはいいものであったり、
時にへこんでしまうようなものであったりします。
子育てへの口出し

その日は用事があって夜のお出かけ。
人を待っていたので時間をつぶすためにショッピングモールにいました。

19時くらいでだいぶ人もまばらになっていました。

そんなときにあるおばあさまに声をかけられました。

「かわいいわね~アイス食べない?」と。

よく声をかけてくださる方の中に
お菓子やジュース、
時には「これで何か買ってもらいなさい」と
お金を出す人もいます。

もちろん丁重にお断りをするのですが
お菓子は子どもたちが目をキラキラさせてしまったり、
わたしが断ると子どもに持たせて去っていく人も・・・・・

怖い事件などもあったので
向こう側も「抱っこさせて」など触れることをしてくることは
めったにありませんが
お菓子などはほんとうに多いです。

我が家の長男はアレルギーがあるので
アレルギー
食べ物関係はアレルギーを理由に断るのですが
それでも!と来る人には警戒をしてしまいます。

好意であることがわかるときもあるのですが
このご時世、怖いことも多々あるので
申し訳ない気持ちもあるのですがお断りします。

子どもたちにも
「知らない人から物をもらってはいけない」
「知らない人に話しかけられても付いていかない」
とは話しています。

先のおばあさまは箱に入ったアイスを持っていて
「一人暮らしだから食べきれないし、食べて」と開け始めました。

「いえ、申し訳ないのですが夜も遅いですし結構です。」
と断ると
「そんな、かわいい子たちに出逢えてうれしいからよかったらもらって」
と袋を破って次男へ手渡します。

次男もぽかーん、としていて、
長女にも渡され、断っているうちに
ほとんど溶けかけていたアイスがぼたぼたと落ち始め、
拭いたりしているうちに食べてしまいました・・・・・

一瞬・・・ではないのですが
「いいです、ほんとうに・・・・あ!落ちた!拭かなきゃ・・・
あ!長女がなめた!ダメでしょう!・・・・っと次男も手がアイスだらけでなめてる・・・・!!」
とわたしは軽くパニックでした。

そして
「ほら、あなたも」
とわたしが拭いていたティッシュなどをゴミ箱に捨ててきてくれて
戻ってきた長男にもアイスを勧めるおばあさま。

すると
「僕は卵アレルギーがあるのでいいです」
と長男はきっぱりと断りました。

それを聞いて少しホッとして冷静になれたので
「すみません、いただいてしまって。
でももう結構ですので」とまだぼたぼた落ちるアイスを片づけながら話すと

「まぁ!なんてしっかりしているの!!」
とおばあさまがさらに笑顔に・・・・

「あなたはアレルギーがあるのね、でもあなただけないなんてかわいそうだわ
そうだ、なにかこれでみんなで遊べるものを買ってちょうだい」
とお金・・・・・・

もう半分恐ろしくなってしまって
「いえ、お金は受け取れません」
と断ると

「一人暮らしなのにお金だけあるの。
こんなしっかりしたお子さんに可愛いお子さん、出逢えてうれしいから出させてちょうだい」
と、最初はさみしそうに・・・
しかし途中から半ば「もらって!!!」という勢いが出てきて・・・・・

疑わなくてはいけない世の中もさみしいのかもしれませんが
たとえ知り合いであっても
むやみやたらに物などをいただくことには抵抗があります。

見知らぬ、初対面の人はなおさらです。

しかし無下に切り捨てるような言い方をしても
悪い気がします。

結局
「我が家ではお誕生日とクリスマス以外は
おもちゃの類は買わないことにしていますので」
とお断りしました。

何かをしてあげたい、
喜んでもらいたい、と
好意を示してもらえることはほんとうにありがたいことです。

しかし、これから子どもたちが生きていくときに
いつまでも子どもたちと一緒にくっついて回るわけにはいかないので
危険を回避すること、察知することを
教えて行かなくてはいけません。

まずは親であるわたしたちがそれを見せて、
教えて行かなくてはいけないと思っています。