先日、長女の幼児タイムで他のママさんたちが幼稚園選びのお話をしていたのが耳に入ったので
あぁ、長女の年齢くらいから幼稚園選びは始まるのかぁとしみじみと思って、
すぐに「え??!!まだ1歳になったばかり!!??」とびっくりしました。
同じテーブルで工作をしているときで
会話に入るにはまだ慣れていないママさんだったので聞いただけですが
「幼稚園は激戦らしい。特に私立は抽選とかになるみたいよ」と話していました。
あぁ、長男の時にそんな話をどこから仕入れてきたかも忘れましたが、
聞いて焦ったのを思い出しました。
・・・・・・・・・・・・幼稚園に入れなかったらどうしよう!!!
と焦りに焦って、ネットで幼稚園を調べまくり、
ホームページがあればいいのですが、ないところはわからないなぁ・・・・とかまた悶々としていました。
今思えば、少子化ですし、変な話、選ばなければどこかしらの幼稚園には入れると思います。
ただ、やはり子どもにはできるだけいい環境に入れてあげたい、
あぁいうカリキュラムもあり、こんな特色もある!
とか親は必死になるんですよね。
子どもはかわいですから。
わたしは長男がプレ保育に通えるようになる2歳の新年度のときに
4月からいろいろなところのプレ保育に行きました。
抽選で当たらないと行けないというプレ保育にも当たったので行ったりしました。
行った幼稚園では受付をして、先生が始めますよ~と言うまでは自由遊びでした。
初めての幼稚園で、しかも木のキッチンセットがあってうきうきの長男。
先生が来て、「始めますよ~」と言ってもキッチンセットから離れません。
プレ保育だし、と思っていたのですが、周りを見るとみんなお椅子に座っています。
・・・・・・・・・すごい!!!!!!!!!
ってわたしのレベルが低いだけかもしれませんが、
まだ幼稚園にも入っていなくて、
普段とは違うおもちゃがあったら遊びたくなるものかと思っていたのですが、
そうではないお子さんたちに衝撃を受けました。
先生は白い目で見ていて、
工作の時にようやく座り、できたものを「みてみて!」と先生に見せながら話しかける長男に
「・・・・・・・あぁ・・・・・・・・・・」という反応だった先生。
この幼稚園はないな、と思いました。
この幼稚園が求める、じっとしていられる子ではない長男は合わなかったのです。
他にもいくつか見に行きましたが
やはりどこの幼稚園もだいたいみなさん先生の言うことを言いてお遊戯が出来たりしていました。
落ち着きのない長男に怒り狂いながらプレ保育に行っていました。
一度は主人も一緒に行った幼稚園があって、
そこは関係者の方が主人の知り合いだったのですが
やはり長男には合わない幼稚園だったので入園を考えることはやめました。
そんな中でも、
「いいですよ~まだ幼稚園に入ってないのですし、ママから離れられない子はママのところにいてもいいですし、
工作もママとしましょう」という幼稚園があって、
長男はやはり落ち着きがなかったのですが
「元気なことはいいことですよ。初めての場所でも楽しめることはすごいことです!」と言ってくださったことが印象的でした。
でも、数々のプレ保育で打ちのめされていたので
先生の言葉も気を遣ってるのだろうな、としか思えませんでした。
そして長男の発達障害の疑いを指摘されて、プレ保育へ行くことは辞めました。
→発達障害 子どもの障害の疑いを指摘される
正直、もう幼稚園へは行かなくてもいいかな。
義務教育でもないし。
と思っていました。
それくらいにもう無理だと思っていました。
それにそこに来ているママさんたちが同じように白い目で見ていることが怖かったのです。
ママさんたちの関係はわたしは怖いと思っていたので余計に委縮していました。
→ママさん地獄
今思うと、幼稚園に入る前なんですし、
入る前からきちんとできていて、母子分離に不安もないのなら
プレ保育の必要なんてきっとないんです。
幼稚園の雰囲気を感じる、幼稚園ってこんなところ、となんとなくわかる
というための時間なのではないかな、と。
そこでカリカリしていた自分が恥ずかしいですし、
もうだめだ、と決めつけていた自分が情けないです。
長男をどーんと構えて見守っていく、という覚悟が足りなさすぎたのです。
当時通っていた幼児タイムの先生に相談したら
「不思議とみなさん、それぞれ合った幼稚園に入園されているんですよ。
だから大丈夫ですよ」と言われました。
ほんとうにその通りでした。
紆余曲折はありましたが、
今長男が楽しく幼稚園に通っていて、
今年は次男も入園することができました。
いろいろなところを見すぎたからこその不安はありましたが、
やはり今の幼稚園に決めてよかった、と心から思えます。
プレ保育はそういう意味でも無駄ではなかったと思います。
ただ、プレ保育で幼稚園を見すぎるとわたしのようにもなってしまいますし、
特色を絞って見に行くことが一番だと思います。