先日幼稚園で保護者会がありました。
学期ごとにあるのです。
2学期はひとりひとりのコメントを言うこともないので
ものすごく気楽に行くことが出来ました。
1学期はなかなかの緊張でした・・・・
→長男保護者会
→次男保護者会
年少、年長、それぞれの学年ごとに
とてもずっしりと来るお話があったのですが
二つの学年に共通していたお話が
「絵本を読みましょう」
ということでした。
これはどの学年の時にもお話されていることで
園長先生が折に触れ、お話されていることです。
本を読むことが教育上よいとされていることは
広く知られていることと思います。
特に絵本は、絵を見て想像力を膨らませる。
文字のお勉強になる。
発想力が養われる。
親子のきずなが深まる。
などなど言われています。
その中でも園長先生が絵本を読む、
特に読み聞かせを勧めるのにはきちんとした理由があります。
絵本を読み聞かせるということは
親は腰を下ろし、子どもと同じ時間を共有します。
つまり、親は子どもとの時間を作る、ということです。
日々の生活に流され、慌ただしく過ぎていく日々。
何かをしながら話すことも、当たり前になってしまうような日々。
そうしている間にも等しく時間は流れて、
子どもたちは成長してしまいます。
時は流れて、思春期を迎えたときに
子どもたちは親以外の人間関係、社会生活にもまれていきます。
そうしたときに思い悩み、気持ちを吐きだそうと思うと、
小さい頃から慌ただしく過ごしていた親には話せないな・・・・・
と気持ちに蓋をしてしまうことが考えられます。
また、日々怒ったり、時には冷たく突き放すような物言いをしてしまっても
ただただ自分と向き合ってくれていた時間があった、ということは
「愛されている」という自信につながるそうです。
いつも自分を受け入れてくれる、安心して頼っていい場所がある、と思えると
外へ向かう、前へ向かう力ともなります。
そういう信頼関係を作っていくための基礎が
今の幼児期に作られるそうです。
先の長い話のようではありますが
おそらくあっという間にやってくるのです。
長男もつい先日産まれたのに、と思ってしまいます。
次男はつい先日まで、お話もしていなかったのに、
長女はつい先日、「女の子」と言われて、まさか~!と思ったのに。
そう感じます。
だからきっとあっという間です。
心や信頼関係は目には見えませんが
はっきりと存在するものです。
子どもたちが自分たちは「愛されている」という自信を持って
人生を歩んでほしいと思っています。
なので、絵本を読む時間、1日5分でも十分だそうです。
絵本の内容も何でも構わないとのことです。
ただ、毎日続けてください、とのことでした。
なかなか難しいですし、
我が家は3人います。
3人の希望の絵本を毎回読んでいると
大変なことになります。
どうしよう・・・・・・と思っていたら
園長先生が
「もし、お子さんが複数いて、時間を取ることが難しかったら
今日はAちゃんの選んだ本、次の日はBちゃんが選んだ本、としてもいいですし、
それぞれが選んだ本を1ページずつでも構いません」
とお話をされて、ホッとしました。
正直な話、いまだに毎日絵本の時間は取れていません。
それでも取るように意識をしています。
絵本も増やしました。
保護者会の帰りに古本屋さんへ行き、
絵本をたくさん買ってきました。
ものすごく喜んでいて、
逆にわたしのほうがびっくりしてしまいました。
もっとこれからも時間を作れるようにしていきたいと思います。
1日5分、
子供一人につき2ページ、と考えたら
負担も軽くて済むからイライラもせずに楽しめそうです^^