子どもを守るということ その後

幼稚園の先生からたまたまお電話があったので、先日の件を伝えました。→子どもを守るということ

とても驚いておられて、
「気が付かずにすみませんでした」と謝られました。

先生は30人以上の子どもたちをみて、指導してくださっています。
長男は担任の先生が大好きです。
しかもその日は隣のクラスの先生が急遽席を外されたので
二クラスを見ていた先生。

大変です。

そんな中でも長男が登園したのを見ると
「おはよう!長男くん!!」と笑顔で挨拶をしてくださり、
長男の問いかけにも答えてくださっていました。

すごいなぁ、と思ったくらいです。

幼稚園の先生方にはほんとうによくしていただいて、
感謝しているのです。

そして育児においても、
何かあればお話ししてください、一緒にお子さんをみていきましょう、という園のスタンスがあるので、
お言葉に甘えて、いろいろ相談もさせていただきました。

ただ、今回のことは相手の子は悪気があったようには見えません。
先生にお話をしてしまうことで大事になるのではないか。
でも、いきなりお顔を叩くことはしていいことではありません。
偽善かもしれませんが、ここで伝えておいたら、
その子が今後他の子におなじようにしてしまう、ということがなくなるかもしれません。

思い切って伝えたら、
「明日、長男くんとそのことについて、さりげなくお話をしてみてもいいですか?」
とのことだったので、
わたしには言えないことや言いにくい何かを先生がキャッチしてくれるかもしれない、
と期待をして、
「お願いします」と答えました。

次の日、先生から
「長男くんとお話をしたんですけど・・・・どうもゴールデンウィークにおばあさんのおうちに行ったのが楽しくて
帰ってきたくなかったようなんです。」

・・・・・・・・・・・・・・・・
それは、たしかに感じていました。

しかし、それだけにしては微動だにしなかった長男も気になります。

ちなみに叩いたお友達は教室に入るのが遅い、と叩いたようでした。
それは長男も言っていたようです。

帰ってきてから、長男と幼稚園の話をしていたら
「今日はね、先生とこの間のお話をしていたから、長くなったの」
と。
「どんなお話?」
「ほら、Aくんが、おっせーよって叩いたお話」
「あぁ~あれね」
「Aくんも一緒に話したんだけど、Aくん覚えてなかったよ」
「まぁそうだよね、少し前の話しだし・・・・・・・・・」

これは男の子同士だとよくあるお話なのか・・・・?
わたしが大げさにとらえただけなのだろうか・・・・・

幼稚園の先生からのお話でひとつ気になったことがありました。

「長男くんはやられても絶対にやり返しません。
なので、我慢してストレスがたまっているのかもしれません」

やられる・・・・・ことがあるのはわかった。

そしてやり返さない。

これは普段次男とのケンカの中でわたしが口うるさく「やり返さない!!」と言っているからかもしれません。

暴力はいいことでないことは教育的にはわかっています。

しかし、そうしてやられて、やられっぱなしで、いいのだろうか。

長男が生きていくための、生き方を教えていくのに
「やられても我慢しなさい」と伝えていくことが正しいのだろうか。

生きていくのにきれいごとだけで生きていくことができないのは百も承知です。

それをどう教えていくことが子どもを守ることになるのだろうか・・・・

まだまだわかりません。