子供に触られることが嫌

我が家の子供たちはそれぞれの入眠スタイルがあります。
入眠スタイル

長男は特にひと肌をよく求めてきますし、
眠いときには背中の下に足を入れてくるという荒業で
ぐいぐいと押し込み、あっという間に寝てしまいます。

しかし、これは地味に痛いのです。
ほんとうに、イライラするほどに。

それなので、足を背中の下に入れてきたら
「痛い!!!!」
と声を荒げてしまいます。

そして払いのけます。

最初は
「あ、キツイことを言ってしまった・・・・」
と胸も苦しくなって、
でもイライラが止められなくて、
もどかしいし、自己嫌悪が激しかったのです。

それが・・・・・・・・・・
慣れてしまったのです。

だってイライラする。

だって嫌だ。

痛いんだし。

だいたいいつまでひと肌を求めてないと寝れないとか続くわけ?
この子大丈夫??

など、もう考え出すとますますイライラしてきて、
今もまだ認めたくはないのですが、
正直な話、
長男に触れられることが嫌だと思っていたのだと思います。

ひどい母親だと思います。

かわいくて仕方がなかったはずなんです。

大切で、大事なわが子なんです。

でもいつの間にか期待ばかりをして、
大人にとって、親にとって、わたしにとって「都合の」良い子ではない長男に
いらだっていたのです。

次男は抱き着かれても全くいやではないし、
体型がぷにぷにしていたり、
肌も長男に比べたらつるつるで触り心地がいいこともあるかもしれませんが
抱っこもしよう、と自然に思えます。

次男は長男ほどひと肌を求めてくることはないのですが。

長女はまだ赤ちゃんの域ですし、
もちろん肌はつるつる、ぷにぷに。
さらに女の子なので、ふわふわしているのです。

抱っこをする機会ももちろん多いですし、
寝る前だけですが、まだ授乳もしています。

長男はアトピーにもなりかけていて、肌もガサガサしていて
さらにかゆい、かゆいと特に夜や眠い時には騒ぎます。

わたしも小さいときにはアトピーでかなりかゆみとは戦っていたし、
起きたら血だらけ、肌もガサガサでした。

頭ではそんな辛い状態なんだから、
自分も経験したことなんだから、とわかっているのですが
気持ちがついていかなかったのです。

手がかかる、と思ってしまっていることもあるのかもしれません。

ほんとうに手がかかるのはもうあと少しだけなのに。

そう最近気が付いたのです。

もうすぐ小学生。

こんな風にお友達と遊びに行くのにも一緒に行く、なんて
幼稚園児のうちだけで、すぐに自分で遊びに行くし
どこへ行くのにもひとりで行くようになっていくのです。

そう思うと、さみしさと、この貴重な時期を大切にしたい、と思うようになりました。

そして長男の保護者会で同じように感じている人がいると知ったことで
自分だけじゃないんだ、と
もっと堂々とかわいいわが子、と思っていいんだ、
親ばかも悪いことじゃない、と思えるようになって
長男とスキンシップを自然と図れるようになりました。
長男保護者会

わたしは子供と遊ぶことも苦手ですが
スキンシップも苦手です。
子どもと遊ぶことが下手

しかしそう考えると、長男がよりかわいいと思えるようになったし、
寝る前の背中に足を入れられるのも全く嫌ではなくなったのです。

肌がかゆい、かゆい、と騒ぐことも
私も小さいころアトピーだったことでかゆかったこと、
してもらってうれしかったことなどを自然とすることができるようになり、
長男も落ち着いてきて、
もちろん日々の軟膏を塗布していたことが大きいとは思いますが
肌もキレイになってきました。

スキンシップをよくするようになると
長男の笑顔も増えましたし、
次男、長女も「抱っこ~」と来るので
みんなでくっついて遊び、
そうすると不思議と兄弟のケンカも少なくなりました。

わたしの気持ちひとつで、
こんなに変わるなんて思いませんでした。

自分で自分にも期待をして、
勝手にイライラしていたのかもしれません。

子供をかわいいと思えない母親なんてダメだ。
イライラばかりする母親なんてダメだ。
子供の状態を理解してあげない母親なんてダメだ・・・・・・・
と押さえつけていたんですね。

自分のことも許す、というか
不完全な自分もいい、と思うことで
ゆとりが生まれ、そこから子供たちも今のままでもいい、と思えるようになったのです。

いいことも、そうでないことも受け入れることは大切なんだと学びました。