次男の「長男ちゃんのせい!」

基本的に我が家の子供たちは仲がいいです。

わたしが大魔王として君臨しているので
子どもたちが結託している感じですが
最近ではよく3人で遊んでいます。

そんな仲のいい3人ですが
ケンカももちろんします。

ケンカは経験なので
わたしは静観しているのですが
まぁ、よくぶつかるのです。

長女はまだ気に入らないことがあると
一人で怒って泣いているのですが
問題は長男と次男。

激しい言い合いや
ときには手も出たりして
大騒ぎになります。

そして、まだ幼稚園児と小学生。
お互いに、わたしに「いいつけ」に来ます。

「次男ちゃんが噛んだ!」
「長男ちゃんが〇〇した!!」

我が家にはケンカのルールがあるのですが
手を出した時には
怪我をさせる危険があるので
ケンカが中断した時や
言いつけに来た時に
「お話しタイム」を設けます。

手を出す、噛んだ時にどうなるのか。
自分がされたらどうなのか。

そして、なぜ手を出したのかを訊ねます。

だいたい手を出すのは次男や長女です。

口が達者でない分、
口で勝てないから手を出すんですよね。

長女に至っては
おもちゃで頭を叩いたりするので
わたしの雷を浴びることにもなります。

そして、次男。
「だって、長男ちゃんが〇〇するんだもん」
「長男ちゃんのせい!」
「長男ちゃんが違うのに□□って言う!」

もちろん、長男がケンカの種を振るときもあります。
長男は調子に乗りやすいので
その分、次男は真面目です。

「ぼくは間違ってないのに、
長男ちゃんがこんなことを言う!」

と言うのが次男の言い分です。

兄弟の関係は
上の子から見たら、
下の子は「小さい子」「年下の子」だから
自分より力も弱くて、わからないことも多い、
と思っています。

しかし、下の子からすると
兄弟は横並び。
決してそこに上下関係はありません。
上の子は「大きい子」「年が上」だけれど、
自分よりも力も強くて、自分よりもいろんなことを知っている
それだけです。

だから、自分よりもできることがあって
自分ができないとふてくされるし、
自分よりも知っていることがあって
自分が知らないとそれは「違う」情報となります。

しかも長男はいつも調子に乗って怒られていて、
次男はそれをいさめる優等生、的な役割を負うことが多いので
次男の中では
「また長男が違ったことを言ってる!」となっているのです。

それでも長男が正しいことも多々ありますし、
どっちもどっちなことも多いです。

そんなときには
長男のほうが今回は正しいこと、
なんでも長男のせいにしたらダメだよ、と伝えます。

次男にもプライドがあるので
すぐには納得できませんが
我が家のルールの
「ごめんね」を口ばかりに言います。

そうして返ってくる
「いいよ」
で、表情がほぐれます。

ほんとうにケンカはいろんな経験をさせてくれるもので
下手なプライドや思い込みが
こんなに小さい頃からあること。

そして、それを捨てることも必要で
その練習もできます。

大人になっても
子供の経験を通して
学ばせてもらっています。