長男最後、次男初めてのお遊戯会

えりぃです。

今回は備忘録シリーズです。

この時期になると思いだす、

長男の幼稚園最後のお遊戯会のことです。

長男が最後、ということは次男の初めてのお遊戯会です。

最初と最後で

親のわたしにとっても感慨深いお遊戯会になりました。

その年は会場のの関係で例年とは違う大きな会場でした。

そこでするお遊戯会。

次男は初めてのお遊戯会なのですが

「なにをするの?」と聞いても

「・・・・わかんない」

と、少し恥ずかしげに答えていました。

「踊って見せて~」

と言っても

「・・・こんな感じ」

と、少し手を腰にやって、

ハスキーボイスで「もりーのおくのーおしゃれなー・・・・」

と歌いながら回って終わり。

でも、年少さんでもおうちで踊れるほどに練習をしているんだなぁと

楽しみになりました。

次男は恥ずかしがり屋なので

ちゃんと舞台で出来るのかなぁ、と心配もありましたが

運動会などでも意外と真面目に取り組みますし、

お誕生日会でも恥ずかしがりながらも?

真顔でさぐりさぐりやっていました。

だから、大丈夫かな?

半分、楽しみ半分でした^^

長男は、なんと主役の浦島太郎をすることになりました。

劇をやりたい、と自分で選んだところまでは知っていましたが

演目が決まり、配役が決まった時も

一緒に劇をやる他の子から

「長男くん、うらしまだよ!」と聞いて、

「そうなの?」と聞いたら

「ん・・・・」

と、なんとも歯切れが悪い。

後日先生から

「すみません、みんなの推薦で浦島になったのですが、

本人はカメをやりたくて、本意ではないんです。

主役なので・・・長男くんは大丈夫でしょうか?

ひとりですし。

もちろん、教員としては長男くんには任せて大丈夫とお願いをしたのですが

長男くんの気持ちが心配でして」

と連絡が来ました。

昨今の風潮のたくさんいる浦島太郎のひとりかと思っていたので、

一人の主役にもびっくりしましたが

「本意ではない」ことと「みんなの推薦」だったことが引っかかりました。

長男と話すと、

「Kくんが長男は堂々としてるからって。

でもぼくはカメがよかった。」

とぽつりぽつりと話しだしました。

「そっか。じゃぁ、どうしようか。長男くんはどうしたい?」

「・・・・・・・・・・・やる」

「じゃぁ、自分で決めたんだから、最後まで一生懸命やろうね」

「・・・わかった」

その日から、長男は目の色が変わり、

練習にも一生懸命取り組むようになりました。

ある日、

「先生にテープを借りてきたから練習をする」

と、浦島太郎の音楽の入ったカセットテープを持って帰ってきました。

やはり園長先生から電話があり、

「本来は貸し出しはもちろんしないのですが

長男くんの熱意に、特別にお貸しいたします」

とのことでした。

慌ててカセットの聴けるデッキをひっぱり出してきて、

お遊戯会の練習タイム。

家族みんなが覚えてしまうほどに

何度も練習を重ねました。

本番当日。

わたしは役員なので長男お着付けなどもして、

その後、次男のお遊戯を鑑賞。

センターグループにいて、お遊戯が始まりました。

一生懸命、手を伸ばしたり、くるくる回ったりして、

1年間、幼稚園でたくさんのことを学んで

出来るようになって、

恥ずかしがり屋の次男が

こんなに一生懸命堂々と踊っているなんて感慨深かったです。

かわいらしいお遊戯で、

どんどんセンターグループが変わっていくのですが

隊形を変えることまで出来るようになっているのにも驚きましたし、

どんどん笑顔でお遊戯をするようになっていく次男に

ホッとしたり、成長を感じました。

長男のお遊戯は、

ほんとうに堂々としていて、笑顔で力強く踊っていて、

最後の玉手箱まで力いっぱい、一生懸命やりきりました。

終わった後、いろんな方からお褒めの言葉をいただいて、

長男が自分で「やる」と決めてからの頑張りを見てきたので

「自分が決めたことを最後までやり遂げる」ことの

難しさ、大変さ、すばらしさを感じることが出来て

またひとつ、学ばされました。

学年の合唱では、

次男は年少さんなのでまだ気が散ってしまっているお友達がたくさんいる中

ひとり真面目に歌い、演奏をしていて、

あぁ、次男はこういう風に幼稚園でも真面目なのかなぁと思い、

来年はどんな風に成長しているのかなぁと楽しみになりました。

次男は最後の学年で

歌はBelieve。

歌詞がほんとうに響くもので

♪たとえば君が傷ついてくじけそうになったときは

かならずぼくがそばにいて支えてあげるよ その肩を

というところが

これから小学校へと進学をし、

様々なことがあるでしょうが

ここで出会ったご縁、お友達を大切に

支えあっていける関係であるといいなぁと思いました。

難しい曲ですが演奏、ハンドベルもして

とてもがんばりました。

終演後、泣いている保護者の方が多く、

たしかに初めての「最後」のお遊戯会を経験して

こんなに感慨深いものなのかと

じーんとしました。

そして、我が家にとっては

「初めて」のお遊戯会もあったのですが

長男の時もそうでしたが、

はらはら、心配と期待と楽しみで迎えて、

来年度が楽しみなお遊戯会で

恥ずかしがり屋の次男がどれだけ成長しているのか、

今から楽しみです。

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