子供の熱性けいれん そのときの対応

先日、長男が発熱し、嘔吐も激しく、
夜間の救急へ久々へ行きました。

長女の嘔吐下痢以来なので3か月ぶりなので
我が家にとっては久しぶりです。

実は長男は以前に熱性けいれんを起こしたことがあり、
もう5歳になったので起こすことはないよ、と言われましたが
やはり高熱を出すとどきどきして、構えてしまいます。

熱性けいれんを起こしたのは4歳になって少ししてから、
と遅めの発症でした。

だいたい熱性けいれんは1歳から2歳の子に多いと言われています。

長男の場合、その日午前中に高熱が出て、39度。
ぐったりしていて、インフルエンザも流行っている時期でしたので
インフルエンザだったらいやだなぁ、
次男にもうつったらどうしよう、
病院に連れて行かないと、とか思いながら
準備をしようとしていたら、なんだかおかしい。

と思ったのもつかの間、
いきなり長男の目がぐりん!と白目になり、
カタカタと手足が固まったまま小刻みに震えるように動き、
泡を吹きました。

「長男ちゃん!!」と叫ぶも、もちろん返答もなく
泡を吹くのと前後して嘔吐もしたので
とりあえず顔を右側に向けました。

吐物で窒息するのを防ぐためです。

けいれんだ!と時計を見ましたが
デジタルのもので秒針はない・・・・

ので、とりあえず分数だけでもと思い確認をしました。

時間にして1~2分。

しかし、10分にも20分にも、長く感じられました。

けいれんは落ち着きましたが
目の焦点は合わず、
しばらく「長男ちゃん」と声をかけますが返答なし。
顔も真っ青です。

痙攣が落ち着いたあと、救急車を呼びました。

初回のけいれんで、ただの熱性けいれんなのかはわからなかったですし、
お薬ももちろんありません。
小児科へ連れて行く間にまたけいれん発作が起こらないとも限りませんし、
なにより意識がない時に嘔吐をしていたので
気管へ吐物が入っていたら危険です。

それからしばらくして救急車が着いた頃
ようやく目の焦点が合い、
「長男ちゃん」と言うと
うなづきました。
まだ話せるほどではありません。

とりあえずその場を離れて
オムツの入ったバッグと貴重品などを持ち
マンションの下へ長男を抱えて
次男は歩いてもらい、行きました。

マンションの下まで救急車に来てもらい、意識を取り戻した長男と
なんだかわからないけれど、いつもと違う雰囲気に興奮している次男を連れて救急車へ乗り込みました。

救急車で体温や血圧を測ってもらっている頃には
だいぶ意識もはっきりしてきていました。
救急隊の方との受け答えもできるほどで
ホッとしました。

ふと見ると、次男がわくわくしながら外を見ていました。
ほんとうに元気が一番です。

救急で行った病院の小児科の先生は
ずいぶんな態度で
「どれくらい痙攣続いたの?」
「四肢は伸びてたの?縮んでたの?」
「熱はいつから上がってたの?」
「嘔吐はあったの?」
「眼球は反転したのね?」
「意識は?」
などなど、ほんとうに熱性けいれんかを疑っているように聞かれました。

わたしとしてはあの状態だったので
タクシーなどでかかりつけの小児科へ行くよりも
救急車を呼ぶ、というほうが適切だと思い
救急車を呼びました。

しかし大げさである救急要請をしたのであるならば、
それは繰り返してはいけないことですし、
これはたいしたことのないものだった、ということだったのか、
わたしが騒ぎすぎているだけなのか、とわからなくなりました。

「救急車を呼ぶようなおおげさなことではなかった、ということですか?」
と聞くと
「いや、いいのよ。初回なんだし、どんなタイプかわからないからね」
とのことでした。

最終的には
「まぁ熱性けいれんなんだろうけど」
と。
インフルエンザもマイナスでしたが
まだ熱が上がり始めてから間もないので
これから陽性になるかもとの話でした。

一番怖いのは誤嚥だから、とレントゲンを取りに行き
吐物などが気管に入っていないかを確認してもらい、
無事に問題なし、との診断をもらい、
初めてだけど、続いたら脳波を調べたほうがいい、と言われ
抗けいれん薬まではいらないと思うけれど
お熱を下げる座薬を出そうか?
副作用で少しふらふらしたり、ぼーっとしたりするけれど。
とのことでしたので、
自宅にあるので、と処方はなしで帰宅しました。

その頃には実家の父と母が駆け付けてくれて
ぐずっていた次男もみてもらえて、
ぐったりしていた長男も安心したようで眠りにつきました。

その日の午後にはお熱は下がり、
座薬を使うこともなく、
その後、なんだったんだろう?と思うほど、すぐに元気になりました。

もう5歳も過ぎましたし、
それ以来けいれんを起こすこともなく
今まで過ごしてきているので
長男は大丈夫かなぁとは思っています。

ただ、長男が熱性けいれんを起こしたということは
次男、長女にもリスクがあります。

発熱には身構える、ということはまだまだ続きそうです。