究極のパパっ子

我が家の子供たちはパパが大好きです。

主人は自他ともに認める「大きな長男」であり、
ときにはむきになって八つ当たりをすることもあります。

これはわたしもそうですが・・・・・・・

しかし、子供たちはパパが大好きです。

帰ってきたら大喜びでまとわりつき、
疲れている主人を・・・・・・・・・・・
怒らせます。

特に長男は「パパがいない」とよく泣きますし、
出勤前のいってらっしゃいを言えないとずっとぐずぐずです。

先日実家に帰った時には眠さもありましたが
「なんでパパがいないんだ!みんなで一緒に暮らしたいのに!!」と怒り、
その日は主人は夜お仕事だったのですが、
「おうちに帰る」と実家から自宅へ帰ろうとしました。
(これはまた詳細を後日記事にします)

とにかく、パパが大好き。

わたしにとってはすごくうれしく、ありがたいことです。

よく「いいところばかりをパパが持っていく」
「たまにしか面倒見ないくせに」
「普段大変なお世話もしているのは母親であるわたしなのに」
などの意見を耳にしたり、見たりします。

しかし、わたしにとっては
普段わたしが感情をコントロールできないほどに
怒鳴り散らしたり、叩いたりするので、
主人が子どもたちの逃げ場所になってくれているのかなぁと
少し甘えた気持ちがあります。

さらに、わたし自身は
ママっこで、弟と妹もママっこ。
他の人になつかないからかわいがられないし、
母は誰にも任せることができなくて大変でした。

なので子どもたちがパパっこなことは
時にはわたしの息を抜けるときがあるということで
とても感謝しています。

主人は長男の時にはまだまだ独身気分が抜けない少年でしたし、
次男の時には少しお手伝いをしてくれるようになりましたが、
まだまだ父親にはなりきれていないという感じでした。

それはわたしは仕方がないことなのかな、と思っていました。

女性は妊娠をして、身体の変化があり、胎動を感じ、
母親になる準備を十月十日かけてさせてもらえます。
そうして出産。
いろんなことを乗り越えて、
死ぬような思いをして赤ちゃんと協力をして出産をします。

こんな経験をしているときに男性はどうしても蚊帳の外になりがちです。
「はい、産まれましたよ、父親ですよ」と言われても
きっと正直ピンとこないのではないかと思います。

わたしの父は子どもが「パパ」と言い始めてから
ようやく父親なんだ、と思えたそうです。

なので、わたしはできるだけ主人を巻き込むようにしてきました。

わたしは長男妊娠中は働いていましたが
母親学級には連れて行きましたし、
(立ち合い希望だったので一緒に行かないといけなかったのもありますが)
病院選びも巻き込み、
検診も行けるときには行ってもらいました。

ただ過ぎていく妊娠期間を通り過ぎていくだけの時間にせずに、
共有することを大切にしてきました。

ほんとうは自分が決めて、
自分でやりたいように動くほうが
ストレスも少ないですし、
はっきり言って楽なんです。

でも、子供は二人の子供ですから、
おなかの中にいるときから関わって行けることがあるのならば
関わって行ってもらおうと思っていました。

もちろん、余裕がないことも多々あったので
よくぶつかったし、
もうシングルマザーでやっていったほうがいいのかもしれない、
と何度となく思いました。

しかし今振り返ると
その時間があったから今があって、
あそこでふんばってよかったと思います。

よく主人と「あのときはあぁだったよね~」
とか懐かしく話すことも増えました。

そんな関わりをしてきたから、というだけではありませんが
主人は長男が産まれたら
オムツもおしっこでもうんちでも替えてくれるし、
抱っこをしたり、よく関わってくれます。

母乳は出ないなぁ、とぼやくのを3人とも乳児の時に聞いて
「この人はすごいわ」と思いました。

子どもたちはそんな主人の関わり方を知らないだろうけれど、
でもきっと記憶の片隅に覚えているのではないかなぁと思います。

だから、パパが大好きなんじゃないかなと思うのです。

究極のパパっこ、わたしにとってはうれしいことです。