空を飛びたい次男

次男は空を飛ぶことに憧れています。

それはタケコプターから始まり、
最近ではパラシュートを欲しがるようになりました。

「ママ、次男ちゃん、パラシュート欲しいなぁ」
とうれしそうにねだってきます。

「どこにあるかなぁ?パラシュート・・・」
と、どう答えたらいいのか考えていたら
「作ればいいよ!!」
と満面の笑顔・・・

一生懸命作ったのはビニール袋を膨らませて、しばったもの。

もちろん、次男を飛ばせてくれるものではありません。

「えいっ!」
と持って飛んでみた次男。

「・・・・・・・・・・・・・・・飛ばないなぁ」

・・・・・・・・・・・・・・・・どう答えたらいいの!!!!!!?????

「、、、もっと大きなものじゃないと次男ちゃんを飛ばせることはできないんじゃないかなぁ、、、」

としか言えませんでした。

その後も次男はスーパーへ行けば、
袋詰めを手伝いながらビニールの小袋をセロハンテープでしばって
「パラシュートだよ!」と飛ばしたり

(もちろん必要なときに必要な枚数だけを取っていいものでスーパーのものだから遊びに使わないこと、
飛ばして遊ぶのも外ですることは人や物にぶつかってしまうので危険であることを伝えました)、

タオルケットをマントのように広げ、
寝ている主人の上を飛んだり

(これまたもちろんのこと主人より危険であることをきつく言われていました)

本人は一生懸命考えて、ありとあらゆる方法で
飛ぼうとしています。

わたしは
「いっぱいお勉強をして、飛べるものを発明したらどうかな?」
と話していましたので
今できることとして、一生懸命考えているようです。

そんなことが続いていたのですが、
あるとき、主人が
「こいつ、いつか飛んでしまいそうで怖い」
と言い出しました。

言われてみれば、、、
空を飛びたいから一生懸命なわけです。

我が家はマンション。
窓の外はお空、、、

サーッと血の気が引いて、
毛布をかぶって、窓から飛び出すなんてことになったら、、、

慌てて、
「お外のお空を飛んでいいと神様に言われているのは鳥さんと飛行機だけだからね。
次男ちゃんはおうちの中で飛ぼうね」
と話すと、
「わかってる!」
とうなづきました。

正直、どこまで次男が理解をしているのかはわかりませんが
危険なことは回避するように教えて行かなくてはなりません。

怖い事件、いたたまれない事件、事故も多々あります。

耳にするたびに胸が引き裂かれそうになります。

特に出産してからは
どうしても自分の子供と置き換えてしまうので
余計につらいです。

転落も耳にすることのある事故です。

子どもは時に大人が思いもしないような行動をします。

そこには危険よりも好奇心が勝ってしまって
一線を踏み越えてしまった結果
恐ろしい事件、事故につながる危険をはらんでいるのです。

親として、
怒鳴ってでも、時には叩いてでも
危険なことは辞めさせないといけません。

もちろん、できることならば
穏やかに切々と言って聞かせることができると一番です。

次男にも
これでもう納得しただろう、大丈夫、ではなく
何度も伝えて行こうと思います。