子どもの車酔い 原因と予防策

わたしも主人も
幼いころはひどい車酔いに悩まされてきました。

主人は車で10分の距離でも吐いていて、
ビニール袋が手放せなかったそうです。

わたしは今でも自分が運転しないときには
酔ってしまうことがあるので
できるだけ運転手をかってでるようにしています。

そんな私たちの子供だから、
十中八九、車酔いするだろうと覚悟をしていました。

ところが、我が家の子供たちは
まったくと言っていいほど車酔いをしません。

車で移動するときには
8人乗りの車の後ろの座席でDVDなどを見ながら
移動しています。

お菓子や飲み物などを
食べたり、飲んだり・・・・と自由に過ごしていますが
まったく酔わないし、
普段と変わらず、元気です。

あぁ、この子たちは体質が違うのかしら・・・・とか、
小さい頃から車に乗る機会が多いから
慣れているのかしら・・・・
と考えていました。

そして、おそらくここ1~2か月の間に
長男がどうも車酔いをするようになってきてしまったようです。

「暑いから窓を開けてもいい?」
と少しぐったりした様子で声をかけてくることが増えました。

たしかにここ最近は朝晩は冷えますし、
車内の温度も高め・・というか
26度に設定をしていました。

昼間ですと日差しも入ってくると暑さも増しますし、
酔いやすい状態だったのかもしれません。

車酔いの原因は様々言われていますが、
特に子供ですと、
三半規管(バランス感覚を司る器官)がまだ未発達のために
身体が感じるバランスと
目から入ってくる情報にズレが生じて、
三半規管が刺激されて、
自律神経のバランスが乱れる、とも言われています。

つまり、車のスピードや揺れに慣れていない、ということです。

一般的には3歳くらいまではまだ脳の発達、目や耳の未成熟のために
乗り物酔いはしにくいと言われています。
もちろん個人差はあると思います。

そして年齢に伴い、脳も成長してくるとその割合は増えていき、
12歳ぐらいをピークに落ち着いてくると言われています。

では、どのように対策をしていけばいいのか。

一番は慣れて行けばいいのでしょうが
慣れるまでひたすら乗る・・・・・のも苦行ですし、
いくつか案を試してみました。

遠くの景色を見る
→遠くの景色を見るほうが身体の感じる揺れと
目から入ってくる情報のズレの差が小さくなるので
酔いにくくなります。

換気をする
→涼しい空気が入ってきて
清涼感もあり、すっきりとして
気持ち悪さも軽くなります。

DVDやCDなど、子どもたちのお気に入りのものをかける
→緊張状態にあると、より酔いやすくなるので
子どもたちがリラックスできるようにします。
楽しく過ごしていたら、着いちゃった、
という風になるようにします。

他に、
車のにおいで酔ってしまうこともあるので
消臭スプレーをしておく。

もちろん、急ブレーキや急発進をせず、
スピードも出しすぎない、安全運転を心がけることも大切です。

そして、我が家では一番効果があるかと思っているのは
「寝かせる」です。

移動の時間をお昼寝の時間に合わせたり、
夜にして、眠くなって寝てもらう、などです。

もちろん、毎回都合よく時間は組めませんが
出来るときにはそのようにしています。

そして、状態がひどいときには
車を止めて休めるようにすることも大切かと思います。

外の空気を吸うことで
ずいぶんスッキリとするものですし。

これから次男、長女も車酔いをしやすい年齢になってくるのだと思います。

慣れることもそうですが、
「車に乗ったら気持ち悪くなった」
と言う記憶が、またさらに車酔いを引き起こすこともありますので
対策を講じることは大切だと思います。

そして、他にも
ブランコや鉄棒で前回りをしたり、
シーソーなど遊びの中で
揺れや目と頭で感じるバランスが違うものに
慣れておくことも有効かと思います。

幸い、長男と次男は体操教室で
鉄棒をしていたり、
トランポリンをしているので
ちょうどいい対策になりそうです。

車に乗るときには
これからビニール袋もかかせなくなってきそうです。

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