嫁と姑 静かなバトルか大きな修羅場か

いつになってもある問題の一つと言えば、
嫁姑問題ではないでしょうか。

例に漏れず、我が家にもあります。

ただ、我が家の場合は姑に当たる人が
「あなたのことが嫌いなの!!!」
と大騒ぎをしてくださったので
わたしとは絶縁状態です。

ある意味、ありがたいことに
何をするのにも姑や舅、主人の親戚関係を気にすることなく
マイペースにできるのです。

なのでわたしにとっては、
あの大きな修羅場が過ぎた後は平和なのかもしれません。

しかし、やっかいなのは一応交流がある嫁姑でしょうか。
中でも特に一番厄介なのは祝福されて、歓迎されて結婚した場合です。

表だってバトルをすることもないと思いますが
水面下でチクチクとバトルを仕掛けてきます。
旦那さんである息子さんも
「まさかそんなうちの母親が」と信じることが難しいです。

そうすると味方もいないし、
下手に口にすれば、
「あんなにいい人なのに悪く言うなんて」
と、自分のほうが悪者になってしまいます。

もともと嫁と姑、女と女です。
まぁ、大手を振って
「よく嫁いできてくれたね」と祝福する姑はそうそういないわけです。

大事に育ててきた息子を取っていく、
言わば目の上のたんこぶなわけです。

なので、ちょっとでもチャンスがあれば
バトルをしようと狙っています。

実家に用事があって帰ります。
→息子がひとりにされてかわいそうだ!と騒ぐ。

夫と実家へ用事があり帰ります。
→・・・・・・・・・あれをやって、これをやって、
ついでにこれそれもやっていって。(全部急がないもの)

夫が風邪を引いた。
→まぁ!息子がかわいそう!!と息子の分のお布団を購入し送る。

これはほんの一例ですが
実際にあったものです。

とにかく、姑はいつまでも現役、そして
可愛い息子の一番でありたい、のでしょう。

そして往々にして息子と言う人たちは
マザコンです。
これは度合いがあるとは思いますが。
やはりお母さんが大切なのです。

なので、大好きなお母さんが
自分が選んだ人を攻撃することを知ってしまうとショックを受けてしまいます。
むしろ知りたくない、と目も耳も塞いでしまう人が多いのではないでしょうか。

「お前のことを信頼してるから厳しいこともあえて言うんだよ」
「そんな悪いようにとらえることないじゃん」
など、どうしても心のどこかで認めたくない、と思ってしまう。
だから母親側についたような言葉が出てくる。

そうすると嫁の立場としては
ますます孤立していきますよね。
味方は、唯一味方になってくれるであろう夫が、
唯一の味方であってほしい夫が、まさかの相手側だったのです。

わたしはそこで姑とは絶縁状態なので
同じフィールドに立つことはありませんが
主人は自分の実家と交流しているので
時々苦虫を噛むようなこともあります。

主人は姑の「あなたのことが嫌いなの!!!!」とわたしに言った現場にいました。
なので、もうわたしと姑が仲良くすることは無理だとわかっています。
それでも実家に呼ばれれば、ほいほい帰ります。

最近では、お好きにどうぞ、と思っているので
何とも思わなくなりましたが
最初の頃は
「なんでわざわざ帰る・・・・(怒)」とイライラしていました。

イライラしたときには
「あなたはお母さんと言う人が大好きだからね」
と言います。

最初は認めていませんでしたが
嫁であるわたしが絶縁状態でも実家へ帰るということはそういうことでしょう、と言うと
黙るようになりました。

大人になっても、いくつになっても、
みんなお母さんは大好きなんですよね。

だから母親に対する愚痴も聞きたくない。

なのでイライラもやもやを解消することは難しいのですが、
わたしは冷たいので
その大好きな大好きな息子と時間を多く過ごしているのはわたしだからなぁ。
と思うことにしています。

外野でわーわー騒いでいても気にしない。
というか構っている暇はないのです。

日々の生活に忙しいので
姑のことを考える余地がありません。

それでもときどき、あるんですよね。

これはもう交わることのない、理解はし合えない存在だと思っています。
そうしていくことで
日々の生活、おうち、そして子どものことに集中できるようになりました。

割り切ることは難しいかと思いますが
「いい嫁であろう」
「関係をよくしよう」
と考えれば考えるほど、
自分を追い詰めていくだけのように思います。

ゆとりを持って過ごしていくためには
時にはもう無理だ、と思うこと、
頭から姑のことを、すとんと下ろすことも必要かと思います。