歯固めはいつから?おススメにはお野菜?!好き嫌い食べず嫌いを減らしたい

先日、いろいろなママさんたちと話す機会があり、
自分のお話も少しする機会がありました。
その中のひとつをご紹介しようと思います。

話題は「子どもの好き嫌い」がきっかけでした。

子供は見た目はもちろんのこと、匂いや感触、舌触りなどで
好き嫌い、もしくは食わず嫌いになることが多いと思います。

わたし自身、トマトがどうしても苦手で
あの匂いと感触に気持ち悪くなってしまいます。

なので嫌いなものがある、ということ自体は仕方がないことかな、と思います。

しかし親は勝手なもので
子供にはできるだけ「好き嫌い食べず嫌いはしてほしくない」のです。

そこで、どうしたらいいのか、というお話でした。

我が家の子供たちは基本的に好き嫌いはあまりありません。

長男はよく食べますし、お給食もおかわりをしてきて、毎回完食です。
次男は最初のうちは食わず嫌いが目立ちましたが、口に運んであげたり、
長男が食べているのを見て、食べてみようと本人が思って食べてみたらおいしかった、ということがほとんどです。
長女は好奇心と長男次男が食べているものは自分も食べたい!の子なので
とりあえず口に入れてみます。
トマトの感触もはじめは嫌だったようですが少しずつ食べるようになってきました。

子どもたちにわたしがしたことは立派なことは何一つしていません。

しいて言えば、アレルギーのある長男の食事には気を遣いました。

それ以外は大きなことはしていないのですが
ひとつ、ママさんたちに「なるほど~」と言われたことが
「歯固め」です。

子供は小さいうちは特に「ママ」「ママ」と寄ってきて
家事も思うようにできません。
わたしは家事全般得意ではありませんので
特にお料理は怖かったのです。
いまだに揚げ物は怖くてできません。

しかし火を使ったり、包丁を使うことはほとんど毎日あるので
冷や冷やしっぱなしです。

そんな話と、ちょうど歯固めの話をしていたときに
母が「昔野菜スティックを歯固め代わりにあげているママがいたよ」と教えてくれました。

たしかにスティック状なので飲みこんでしまう危険はありませんし、
長さも短めにすれば、つかえることもありません。

長男が歯固めを始めたほうがいい時期である、
歯がムズムズしてきた時期でしたので始めて見ることにしました。

歯固めは「歯ぐずりの時期」に始めることがいいとされています。
具体的には歯が生え始めてきているときで
よだれが増えたり、嫌な感じがしているのでぐずりがひどくなったり、時には夜泣きが増えたり、
つばをブーブーと飛ばすこともあります。
そのときが大チャンスです。

我が家の子供たちは歯が生え始めたのがみんな遅く1歳過ぎでしたので
歯固めも遅かったのですが、つばが増えました。
そしておもちゃを口に入れるというよりも、おもちゃをかじって口の痒さ、不快感を取り除こうとしているようにしていました。
つばも飛ばすことがありました。

お料理をしていたらやってくる子どもたちに
きゅうりやにんじんの野菜スティックを渡すと
不思議と静かにそこで噛み始めます。

噛むと言っても生野菜ですので舐めている状態ですが
これがけっこう長持ちします。

このときの経験があったからなのかはわかりませんが
我が家の子供たちは今でも野菜は生野菜が好きですし、
ドレッシングをかけると嫌がります。

そして副効用とでも言うべきか・・・・
3人ともお料理が大好きです。

エプロンを作ってあげたのですが
喜んでつけて、
お野菜を切りたい、
おにぎりを作りたい、
炒めたい・・・・

付き合うほうが大変なのですが
思わぬ効果でした。

「お野菜はこう切ったらこんなお料理に使うんだね」
「ねぇ、このお野菜はどうやってできているの?」
など、スーパーでもお菓子売り場だけでなく、
お野菜売り場、わたしの買うものに興味津々です。

これが好き嫌い、食べず嫌いを減らすかはわかりませんが
こうやってお料理などに興味を持つことで
「食べてみようかな」という気持ちも生まれているようです。

時には「トマトをつぶしたものがこれ。
今日のお料理に入れてみるから食べてみようか」とか
「なすにお味噌を使うと味もおいしくて食べやすいよ、食べてみようか」と
話してみたりしています。

そうすると食べながら「これはおいしい」と言ったり、
「食べてみる」と手を伸ばしたりしていくようになります。

歯固めも
好き嫌いも
食べず嫌いも
お料理も
食べるという人間の基本的欲求のひとつです。

バラバラでなく、つながった段階を経た成長発達と思えば、
もし、好き嫌いで悩むのであれば、ひとつ階段を下りたところから、
感触を楽しむ、食材を見て楽しむ、調理を見て楽しむ、というところから
始めてみてもいいのかなぁと思いました。