「じぶんでやりたい」3歳児

次男が幼稚園に入園して、早1か月半。

ずいぶんと目に見えて成長しています。

担任の先生のお名前を呼べるようになり、園長先生のところにお手紙を持って行った、など
幼稚園の生活にも慣れてきたようです。

幼稚園で習うお歌も4月は全部は歌えなくて、わかっているフレーズをところどころ歌う、と言う感じだったのが
ワンフレーズ歌えるようになっていて、びっくり!

「チューリップ、さいた~さいた~」とおててを花のように広げて歌っています。
「いっぽんばーし、いっぽんばーし」と指を使ってお遊戯をしていたり、
何より楽しそうにしているので、少しホッとしています。

そして大きな成長が、お洋服のボタンです。

帰ってきたら自分で制服を脱ぐようになりました。

当たり前のことかもしれませんが、今までボタンの付いたお洋服はあまり着せていなかったので
ボタンの着脱はわたしがしていました。

幼稚園の制服もまだボタンをつけるのは難しいのですが、
はずすことはいつの間にか上手になり、制服も脱ぐことができるようになりました。

「すごいね~ママ、びっくりしちゃった!」と言うと、得意げになり、自分でやるようになりました。

そう、「じぶんでなんでもやりたい」のです。

お手伝いのお洗濯を干したり、取り込んだり、
お掃除をしたり、お料理をしたり。

お洋服も自分で脱ぎたいし(なぜか着るのはまだこだわりませんが^^;)、
ハンカチもティッシュも自分で選びたい。

配膳も重いものでもこぼれそうなものでも全部やりたい。

で、手間もかかるようになってきました。

正直な話、わたしがやれば早いことはたくさんあるし、
まだひとりでは任せられないので見守らないといけません。

朝や夕方、寝かしつけのバタバタの時にはそんな余裕はありませんので、
たいていわたしが怒鳴って(物理的にではなく)力で抑え付けます。

ほんとうは「やりたいときがやりどき」と思っているので、
余裕を持って、「うん、じゃぁやってごらん」と言ってあげたいのです。

うまくできなくても「余計な手間取らせないでよ!」じゃなくて、
「できたね~次はこうしてみよう!」と言いたいです。

なのにうまくできない・・・・・・

特に次男です。
二人目だから、長男の時にもあった「じぶんでやりたい」時期なのです。

そう、頭では分かっているのになかなかできず、
しまいには「あぁもう!急いでるのに!」「この忙しいときに!」となってしまいます。

そして、この時期特有で、そして貴重な時期ということを忘れてしまいます。

ここで抑え付けてしまうと、自分のやりたい!という気持ちはかなうことはないんだ、できないんだ、と
あきらめにつながるのではないかと思ってしまいます。

だから、おうちのことは多少おざなりでもいいのです。
お夕食が焼くだけのお肉でもいいのです。
お魚のフライを買ってきてもいいのです。
片付かなくて少し端に寄せただけになってもいいのです。
取り込んだお洗濯ものをたたむ時がないならしわにならないようにどこかに置いておけばいいのです。
やりたかった家事が次の日に回せるなら、疲れたら明日やればいいのです。
お掃除ができないときにはお天気の日にまとめてやってもいいのです。
子どもが寝たら自分も休息するのです。
忘れ物をしてしまっても、「まぁいいか」で、ないならないなりに過ごせばいいのです。

どれが正解かはわかりませんし、子育てに正解はない、と常々思っているので
この方法が正しいかはわかりません。

ただ、わたしと子どもたちが関わる上で手抜きと省エネ、あと「まぁいいか」の気持ちはすごく
いい潤滑油になってくれています。

そして次男が「自分でやる」と言った時には腰を据えて、
「よぉし!じゃぁやってみよう!!」と一緒に向き合って行ける時間が増える。

長男のときの経験からわたしが学んだことでもあります。