蝉の声で季節の移り変わりを感じる

夏休みに入る少し前に
今年初めての蝉の声を聞きました。

その声も日に日に大きくなっていき、
ある日、次男が
「あれ?何の音?」と
耳に手を当てました。

長女もそれに倣って
耳に手を当てます。

「蝉の声だよ」
と長男が説明します。

「蝉?せみさん?」
「そう。せみさん。鳴いてるんだよ」

「泣いてるの?どうして?」
と次男は「cry」の泣いた、と思ったようです。

「なんでかな・・・・暑いからかな?」
と長男も疑問に思ったようです。

「うるさいね」
「うん、ずっとないてる」

「せみさんはね、6年くらいずっと土の中にいるんだよ」
「6年??」
「そう。長男くんが産まれるよりも前だよ。」
「そうなんだ」
「そして、今やっと大きくなってお外に出てきたんだけど
1週間くらい、7回くらい夜が来たら死んじゃうの。
今鳴いているのはここにいるよって一生懸命鳴いてるの」
「・・・・死んじゃうの?」
「そう。少ししか生きられないの」
「パパやママとも一緒にいられないんだ」
「そう」

「次男ちゃんはやだ!」
「長男くんもやだよ!長女ちゃんもやだよね?」
と泣きそうな顔をしながら
長男と次男が声を上げています。

「せみさんは一生懸命泣いてるからうるさくないね」
「うん、うるさくないね」
と顔を見合わせて話していました。

去年は蝉の声もあまり聞こえなかったように思いますが
今年は早くから
(と言っても七月になってからですが)
聞こえるようになりました。

蝉の種類によっても鳴き声は違いますが
ミーンミーンと聞こえると
夏が来たなぁ~、と、
ジージジジジーと聞こえると
夏真っ最中、
ツクツクホーシ、と聞こえると
もう夏も終わりかなぁ、と
思います。

蝉の声で季節を感じることができることもまた
ありがたいことです。

蝉の声も立派な風物詩ですね。

わたしは虫が苦手なので
虫関係は避けてきたこともあり、
詳しくありません。

なので子どもたちに教えることができることも
少ないですし、
さらっとした表面的なことだけです。

なので、詳しく知りたい、と聞かれた時には
図鑑などを活用してみようと思いますが
セミの鳴き声で感じることができる季節の移り変わりは
また蝉の声が変わってきたら
伝えてみようかな、と思います。

せっかく四季のある日本に生まれたのです。

わびさびを理解しろ、とまでは言いませんし、
自分も理解できているとは思いませんが
自然に触れたり、
五感で季節を感じて
四季の移り変わりを感じていく、
という視点を伝えていけたら、と思っています。

これからまだまだ夏の楽しみもありますし、
こどもたち一緒にいろいろなことを感じていけたら、と思います^^