親になるということ

幸い、わたしは3人を授かることができて、無事に出産できました。
決して順調とは言えないマタニティライフに出産。
ほんとうに無事に産まれてきてくれることのありがたさを感じました。

なのに無事に産まれて、すくすくと成長してくると欲も出てきてしまいます。

「なんで言うことを聞かないの?!」
「なんでぐずるの?!」
「なんでおとなしくしていないの??!!」
「なんで寝ないの!!」
などなど。

わたしが求めて、期待が大きくなって。
気が付けば怒ってばかり、笑わない日々になっていました。

先日、同じく3人お子さんのいるお友達のママさんとお話をしていて、
「今また妊娠したら子供たちに我慢をさせちゃうから、もう子供(をさらに望むこと)はないかなぁ」と言っていて、
ハッとしました。

そうです。

長男は1歳8か月で次男が生まれたので妊娠期間も含めると産まれて1年くらいで望まずに我慢をたくさん強いられてきました。
小さいのに「これくらいやってよ」という期待をされて、なかなか褒めてもらうことがありません。
ママのため、誰かのためにやった気遣いや行動はうまくできないと「余計なことをして!」と怒られてしまいます。

次男は産まれた時からライバルでもある兄弟がいます。
ずっと自分の天下でのびのび好き放題、マイペースにやってきていたのに、2歳7か月で長女が生まれます。
今、長男次男は長女が小さいから、とかの理由で我慢を強いられることもあるし、気も遣うようになりました。

長女は新生児の時から長男次男の用事などでお外に連れまわされ、自分のペースの生活ができません。
泣くことでしか自分の気持ちを訴えることができないのに泣いていてもなかなか抱っこしたり対応してもらえません。
寝ていたいのに、お出かけなどに駆り出されます。

子供は、自分とは別の人間です。
胎動だって思うようにコントロールはできなくて、眠れないときがあったりしました。
そのときに「あぁ、やっぱり子供は別の人間なんだなぁ」と実感したのに。
都合よく忘れて、子供たちに期待をして、振り回しています。

出産したら、親にさせてもらえたのだから、その子その子たちの人生の責任を持つ必要があると思っています。

母が、「子育ては死ぬまで終わらない。」と言っていました。

今、まさにその根っこの部分の大事な時の子育てをしているときだと思います。

丁寧に、でもわたしも完ぺきではないから、一緒に成長しながら子育てをしていきたいと強く思います。
心も、体もゆとりを持って、ひとりひとりに向き合っていきたいです。

大切な、大切な、わが子です。
かわいいかわいい子供です。