正確にはわたしは長男を出産するときに産休に入ると同時に退職しました。
そういう契約だったからです。
退職をしてもすぐに復職するつもりでもいたので、
バリバリ働くぞ!と思っていました。
ブランクが空くのが怖かったこともあります。
やはりずっと働いていないと、復職をしても浦島太郎だし、
ついていける自信もありませんでした。
なので、できるだけブランクは短く、と思っていました。
しかし主人は自分が養いたい、子供が小さいうちはおうちにいて欲しいという
今では少し古風?な考えなので、復職には難色を示していました。
とりあえず、長男が1歳になるまでは自分の身体もきついだろうし、
専業主婦でいよう、それから復職をしよう、と考えていました。
とても甘い考えだったのですが・・・・・・・・・
長男を出産して、新年度を迎える頃に一度役所の保育園の入園などを担当している課へ行きました。
我が家にはサポートがないので、わたしが働くということは長男は保育園へ入れる、ということが大前提です。
「すみません、保育園に入園させたいので、どのように進めて行ったらいいのかうかがいたいのですが・・・」と言うと、
「今年度の入園は締め切っていますし、来年度の入園の募集は秋ごろですよ」と。
たしかに今日行ってすぐに入れられるとは思っていなかったので、それは納得です。
「途中でも空きが出たら入園できたりもするのですか?」と一応聞いてみると、
「待機の方から順番にです。申請しますか?」
「とりあえず書類だけいただけますか?」
そして書類のことをいろいろ説明を受けていると・・・・・・・・・・・
「あの、出産するにあたって退職をしたので今わたしは育児休業中ではないんです。
ここ(職場)の欄はどうしたらいいでしょうか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・育休中じゃないの?」
「はい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのね、育休中でも待機で待ってる人がたくさんいるの。
その中でおうちでの保育状況や親と同居や近距離に親がいる人は優先順位が低くてなかなか入れない。
あなたは今専業主婦をしていて、働いていない、無職でしょう?それで申請しても入園はまず無理。
待機児童は申請が出ているだけで〇〇人いるのよ?それでも出すの?」
何も言えませんでした。
わたしの考えが甘かったのです。
わたしの環境はまだまだ恵まれていたのです。
そうして復職はあきらめました。
ブランクはもう気になることではありませんでした。
働くということ、ワーキングマザーの壁の高さを垣間見ました。
その後、次男を妊娠し、もうしばらくは働くことはない、と思っていたわたしに思わぬ連絡が入ります。
以前働いていた職場から年末が忙しいので少しお手伝いに来てもらえないか、ということでした。
妊娠していることを伝えると妊婦さんでも大丈夫だから、と。
少しお金の足しにもなるし、社会復帰だ!とも思って、意気込んでいたら
妊娠中のトラブルでドクターストップが。
落ち着いてからまた連絡すると、
「もう人員が確保できたから大丈夫。また出産して、子育てがひと段落してから腰を据えて復帰してね」と言われました。
あぁ、こういうことも雇う側からしたら迷惑な話だし、
ほんとう上司の言うように、子育てがひと段落してからしっかり働くほうがお互いのためにもいい、と痛感しました。
わたしは子どもは3人は欲しかったので、もうしばらく働くことはない、と考えていました。
次男が無事に産まれてからも一応役所へ行ってみましたが返答は同じ。
実は長男3歳の幼稚園入園の時期に一度復職を考えたこともありました。
保育園に入れるのならば、幼稚園入園の年のときが入れやすいと聞いたからです。
ただ、我が家では1歳児になる次男が同じ保育園に入れるかはわからなかったし、
1歳児は育休明けの人たちの復職の時期と重なるので入れない可能性のほうが大きかったのです。
無認可の保育園なども考えましたが、いろいろなニュースが飛び込んできて怖かったし、
わたし自身が復職をして、家事などの負担も増え、お仕事へのストレスを抱え、
お熱などのときにはお迎えへ行ったりすることができるのか、病児保育も利用しなくてはならないことも考えての保育料と
わたしが稼げる収入を考えて、働くメリットはあるのか。
わたしはキャリアなどは独身の頃から興味がなかったのでキャリアはもちろんメリットではありません。
お仕事がやりがいがあった、ということと、はっきりいってお金のためだけです。
やりがいがあったお仕事もブランクがあるので、以前のようにバリバリとはできませんし、
そう考えると、ただお金、です。
すると余計に保育料と負担、収入を考えると働く意義は見えませんでした。
→働くということ
長女を出産してからはもう復職は考えておらず、落ち着いてから、と思っていました。
貴重な小さい時期にどっぷりと子どもたちと関わることができることはありがたいことだとも思えるようになったからです。
しかし、ここへきて経済的ピンチ。
復職を考えないといけないかもしれません。