子どもに伝えたい季節の行事 冬至の意味と、かぼちゃとゆず湯

鬱々としたブログが続いているので
少し気分転換を。

季節の行事についてです。

我が家では季節の行事は大切にしています。

せっかく日本と言う四季のあるところに生まれ、
今そこで子育てをしているのですし、
子どもたちにも生まれ育った場所の行事や伝統を大切に感じて行ってほしいと考えているからです。

今回はもうすぐ冬至なので
冬至のお話をしたいと思います。

我が家では冬至にはかぼちゃを食べ、ゆず湯に入ります。

冬至とは(大体毎年12月21日ごろ)北半球で太陽の位置がもっとも低くなる日です。
つまり日照時間が短い=日が出ている時間が一年で一番短い日なのです。

子どもたちには「今日が一年で一番お日様が出ている時間が短いんだよ。
明日からはどんどんお日様が出ている時間は長くなるんだよ」と説明します。

昔から冬至は日が一番短いので次の日からはどんどん日が長くなる、
太陽の力がこの日を境にどんどんよみがえってくる、
運が向いてくる、上昇運に転じる日と、運がいい日と言われています。

これはあやかりたいものです!

そして、冬至には「ん」のつく物を食べるといいと言われています。
だいこ「ん」、に「ん」じ「ん」、うど「ん」などなど・・・
運盛り、といって縁起を担ぐものだそうです。

しかし、かぼちゃには「ん」はつきません。
かぼちゃは漢字で書くと「南瓜(なんきん)」です。

実はしっかり「ん」がついているのです^^

しかもかぼちゃは栄養が豊富なので風邪などの予防にも効果的です。
本来かぼちゃの旬は夏ですが、保存がきくので冬に栄養を摂れる、という知恵でもあります。

子どもたちには「かぼちゃは縁起がいいことと、栄養があるから風邪をひきませんように、と食べるんだよ」
と説明しています。

そして冬至と言えば、ゆず湯です。

ゆず湯は柚子(ゆず)=融通(ゆうづう)がきく、とか
冬至(とうじ)=湯治(とうじ)の
語呂合わせと思われていますが
本来は禊のため、と考えられています。

冬至は上に書きましたように太陽の力がよみがえってくる、縁起のいい日です。

大切な日の前の身を清めるための禊として入浴をした、ということですね。

そしてゆずは香りが強いので邪気を払うという考えがあったのです。
端午の節句のしょうぶ湯と同じようなものです。

ゆず湯は血行も促進してくれますし、美肌効果やリラックス効果もありますので
冬を乗り越えるためにとてもいいものです。

我が家ではゆずをひとつだと香りもあまり感じられなかったので
毎年増えていき、今は子ども一人ずつの3個を入れています。

香りも感じられて、温まりますし、気持ちいいですよ^^

丸ごと入れるのでお掃除も楽ちんです。

「嫌なものを落として、温まって、元気に冬を乗り越えるためにゆず湯に入るんだよ」
と説明をしてあります。

毎年の説明なので長男と次男は
「冬至だよ~」と言うと
「かぼちゃの煮物とゆず湯だね!」と言います。

意味もきちんと理解した上で
伝えていきたい行事の一つです。

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