お泊り保育

早いものでもう来月は7月。
夏休みに入ります。

夏休みに入ると、幼稚園ではお泊り保育が実施されます。

長男と次男の通う幼稚園では年中さんは希望者が、
年長さんは基本的に全員がお泊り保育に参加します。

去年、年中さんの時には本人に「どうする?」と聞いたら
「お泊りはしたくない」とのことで申し込みをしなかったら
幼稚園から「一人旅行へ行かれる方以外は全員参加しますが、長男くんはどうしますか?」と連絡が来ました。

びっくりして、長男へまた聞いてみると「うぅん・・・お泊りは嫌だから迎えに来て」と。

聞いたら寝る前までのイベントに参加して帰る子もいるようなので
寝るときになったらお迎えに行きます、と伝えて参加しました。

当日は暑い日で、長男は「ばぁばぁと一緒に迎えに来てね」と言うので
ばぁばぁもわざわざ来てくれました。

バスで幼稚園へ行き、20時半頃暑い中をベビーカーを押してお迎えに行きました。
普段、おうちでは20時にはぐっすり夢の中だから21時まで興奮して起きていたとしても
帰りは爆睡だろうと思ったからです。

お迎えに行くと、お遊戯室から楽しそうな声が聞こえてきます。

長男を見つけ、聞いてみると
「お泊りするーー!」と。

・・・・・・・・・・・・ありゃ????

結局幼稚園にお泊りしたのです。

ベビーカーが一つ空いたので、寝ている次男と長女を乗せ、汗だくで帰りました。

そうして次の日は笑顔で帰ってきて、弾丸でいろいろ用事を済ませ、
ばぁばぁと涙の別れをして、
次の日も習い事や水遊びなど用事をこなして、ようやく落ち着いた夜。

お風呂に入る前に、お布団でごろごろしていた長男が
お風呂場へ来ると目に涙を浮かべて、静かに泣いていたのです。

「どうしたの?」と聞いたら
「長男くんはお泊り保育の時にみんなどうしてるかなぁって思って、涙が出た。
年長さんになったらお泊り保育は迎えに来て」
とポロポロ泣きながら堰を切ったように話し出しました。

よくよく聞くと、寝る前にみんなはどうしているかなぁって思って泣いていたそうです。
「先生には伝えたの?」と聞くと
「タオルで涙を拭いていたの。先生には伝えてない」と。
「我慢したの?」と聞くと
「うん」とまた泣き出しました。

お泊り保育から帰ってきてからバタバタしていて、
お布団で落ち着いたら思い出したようで一生懸命話していました。

最初は年長さんのお泊り保育はお休みする、と話していましたが、
落ち着いてきたら、お迎えに来てください、と。

「さみしかったんだね」と話すと
「うん」と大号泣。

お風呂に入りながら、わたしが幼稚園の時のお泊り保育のお話をしました。
カレーを作るのにピーラーで指を切ったこと、
怒られると思って指を押さえて我慢したこと、
夜もさみしかったけど、他のお友達が泣いていて我慢したこと、
そして、お泊りが嫌になったこと。

だから長男くんが我慢して、お泊りが嫌になってしまうことは悲しいなぁ、と伝えました。

長男は泣くのを止めて、真剣に聞いていました。

最後に、きちんと言葉にしないと長男自身の気持ちは伝わらないということ、
さみしいことは悪いことでも恥ずかしいことでもないから伝えて欲しいこと、
我慢はしなくてもいいことをを伝えました。

そして今回のことは先生も知らないからきちんと伝えて、
長男くんの希望(年長さんのお泊り保育はお迎えに来てほしいこと)も伝えるけれど、
年長さんだからお泊りすることになると思う、
ただ、そのときもさみしくなったら先生には伝えてもいいんだよ、とお話ししました。

長男はいろいろなことに気を遣い、
気を遣いすぎて空回りもする子です。

今、さみしいということを素直に表現してくれていることは
ありがたいことですので、
自分の気持ちに蓋をしてしまう癖がつかないように
サポートしていきたいと思います。