隣の芝は青い

先日の野球のママさん→おしゃれママ
とお話していた時のことです。

そのママさんは女の子のママさんでお子さんは一人です。

ほんとうにキレイで
でも気取ったところもなくて、
笑顔が素敵で、お子さんもかわいらしく、ご主人もお子さんをものすごくかわいがっておられて、
あぁ、素敵なご家族だなぁと思いました。

なんというかキラキラして見えるのです。

お話をしていると、ご自宅でお仕事もされているとのことで
びっくり!!
働くママだったのです!

それなのにこの優雅さ。

わたしは専業主婦ですが、
情けないくらいにみすぼらしいいでたちと老けた姿です。

あぁぁ・・・・・・見習いたい、憧れる・・・・・・・

「すごいですね!お仕事もされていて、お子さんのこと、おうちのこともされていて、
さらにキレイにしていらして。ほんとうに見習いたいです!」
と話すと
「いやいや、わたしは子どもが一人だから。三人産んだんだもの、立派よ」
と優しいお言葉。

なんて優しい・・・と思っていたら
「わたし、ほんとうは子どもが欲しかったの、年子とかですぐに。
でもなかなかできなくて。」

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美しいし、性格も穏やかで優しいし、天は二物を与えるんだ、すごい。
そう思っていたのですが、
そのママはわたしのことをいいな、と思う、と。

「お子さんが今ひとりだからこそ、じっくりと関わってあげられていること、
すばらしいと思います。
あのSちゃんの笑顔を見たら、ほんとうに安心した中で育っているんだなって感じます。
わたしは自分自身が三人兄弟で三人は子どもが欲しいと思っていて、幸い三人の子供に恵まれたのですが、
自分に余裕がなさ過ぎて、子どもたちにひどいことをしてしまっています。
長男は少し、今心配なくらいにさみしさを感じているようでいろいろな方から指摘もされます。
子どもにとって、よかったのかな・・・と思ってしまって。」

と、初対面なのにお酒も入っていたのもありますが
深いお話をしてしまいました。

「そうかぁ。わたしからしたら三人いたらそれだけで充実して見えるのにね。
隣の芝は青いってことかな」
「そうですね。わたしもバリバリ働いて、キレイで、ゆとりがあって、
可愛いお子さんとご主人と、キラキラしてまぶしく見えます。」

そうして、
「また飲もう!」
「はい」!ぜひ!」
と次の飲みのお約束までしてきました。

ほんとうに上を見ればきりがなくて、
人と比べたら、これもまたきりがないのです。

手に入らないものを持っている人を羨む気持ちも
自分ではできないことをしている人を羨む気持ちも
全くないと言ったらきっとウソになります。

それだけ「いいなぁ、あの人」と思う人がいるのならば、
ただ羨んで、それが妬みになって、もやもやどす黒いものだけが増え続けていくのならば
それは時間がもったいなくて、
時間は唯一みんなに平等にあるもので限りあるものなので

いいところを吸収して、
自分の成長につなげていきたいところです。

時間を無駄にはできません。

そうすることがひいては人生を「楽しむ」につながるのかなぁと思います。

ツラいことがあっても、ずっと続くわけではないし、
少しでもそのツラいことが自分の糧になるような生き方をしたいですね。

隣の芝が青いと感じたら、
なんで隣は青いの?なんでうちはみすぼらしいの?
と嘆くよりも
なんで青いのかな?どうしたら青くなるのかな?
と考えたほうが生産的ですよね。

そう、思うことが最近いろいろあって思い出しました。