下の子が上の子を超えた日

えりぃです。

我が家の長男は7歳、次男は5歳です。

学年は2学年差ですが、

月齢で言うと1歳半ほどしか離れていません。

長男と次男はプールに通っています。

始めた時期は同時です。

長男が

「次男ちゃんも一緒じゃないとヤダ!」

と言うので

次男が始められる時期まで待って

一緒に始めました。

長男は何にでも興味を示し、

一人でも、どんどん道を切り開いて行ってくれるタイプだったので驚きましたが

プールと言う広い空間に

さらに泳げるわけでもないので水の中へ入る、ということも

怖かったのでしょう。

初日。

幼児クラスで一緒だったので

二人で仲良く並んで体操をして、

プールに入ったのですが、

そのあと、さらに細かく分かれて、

結局年齢別で途中から分かれてしまいました。

でもその頃には長男も他の子とおしゃべりをできるようになっていて、

次男も同じ年くらいの子たちと

おしゃべりをしながら参加をしていて、

意外と楽しそうにお互いしていて、

これまた少し驚きました。

次男は恥ずかしがり屋で

長男にくっついて回っていたので

長男とクラスが分かれてしまって

不安になってしまうのではないかと思ったのですが

成長するものなのですね。

さみしいような、うれしい誤算でした。

そうして始めたプールも2年目。

長男と次男は小学生クラスと幼児クラスと別れていますが

級は同じです。

そうして迎えた進級テスト。

なんと、長男不合格、次男は合格・・・・!

次男が長男を超えて行ってしまいました。

正直、見学室から見ていて

長男はあやしいな、とは思ったんです。

ただ、普段は出来ているので

本番が出来なかった・・・・・

ので、悔しいだろうな、

どうフォローをしていこうかな、

とか思っていたんです。

そうしたら、終わって出てきた長男はあっけらかーんとしていて、

「うん、ダメだった」

「知ってるよ、次男ちゃん受かったんでしょ?」

と、さらりとしています。

悔しさも見えやしません。

これは・・・・

①悔しさを隠している、

②本当に悔しくない(どうでもいい)、

③本当に悔しくない(あまりわかっていない)

の3択かな、と思いました。

①はタイプ的に悔しさを我慢するとかではないので違うとして、

②は、ここのところ全然進級をしないし、

お友達も辞めてしまったので

自分も辞めたい、と言い出していたのであるかもしれません。

(結局、主人が一緒に練習しようか、と言うと、

やる!!と言って、本人が継続することを選びました)

③は・・・・ありえるかもしれません。

帰りに話していたら、

「だって、上の級は簡単そうだし」

と舐めたことを言っているので

「上の級の人たちは、あなたが受からなかった級を合格して今の級をしてるの!

あなたはそれも受かってないのにわかったようなこと言うな!!」

と、頭に来て、言ってしまいました。

そうしたら、ようやく気が付いたようで

泣きながら

「受かりたかったよ。パパにも練習してもらったのに。

いつもは出来てたのに、出来なかったよ、悔しかったよ。

次男ちゃんと一緒に合格して、上の級に行きたかったよ」

と言いました。

始めは喜んで調子に乗って

「次男ちゃんは受かったんだよ!」

と言っていた次男も

何も言わなくなりました。

「また・・・・がんばる?」

と聞くと、

「うん、合格したい」

と言いました。

ひとつ、悔しさを覚えて、成長したのかな、と感じました。

帰り道、

「ぼくね、1年生は簡単だと思っていたんだ。

でも難しかった。

上の級も同じだよね」

と言っていて、

「そうだね、でも一生懸命やればできるようになるよ。

1年生のお勉強も始めにやってた、ひらがなや計算はもう今はできるでしょう?」

と話すと、

「うん!」

と、ようやく笑顔になりました。

次男はそんな長男を見て

「ぼくもね、がんばるよ!

長男くんみたいに、いっぱいがんばれるよ!」

と言い出し、

長男の姿勢から学び取るものがあったようです。

子供は、本当にスポンジのように

経験を吸収して、糧にしていきますね。

見習わないと、と思います。