アナフィラキシーでの入院

長男は卵のアレルギーがあります。
アレルギー

この夏の長男の卵の負荷試験をするための入院が決まりました。

長男は現在、血液検査の数値は劇的に下がり、
アトピーで皮膚科に通っている先生には
「これはたいしたことないから」と言われるほどに下がっています。

今回入院予約を取りに行ったときに
アトピーになりかけていること、皮膚科で採血をしたことも伝え、
血液検査の結果も持っていきました。

小児科の先生は
「たしかにこの数値だけ見たら卵(卵白)の値は心配する値ではないかもしれない。
ただ、長男くんにはアナフィラキシーのエピソードがあるし、
この間(昨年秋)にした特別な検査の採血でもアレルギー反応が出やすいとなっているの。
だからやっぱり入院はして負荷試験をしたほうがいいと思います。」
とのことでした。

1%くらい、あぁ、それなら入院まではしなくても大丈夫そうですね、という期待を持っていましたが
見事に打ち砕かれました。

しかし99%は下手に食べ始めて、またアナフィラキシーが出ると怖いと思っていたので
安心もしましたし、
やっとスタートラインだ、と身が引き締まる思いです。

長男は9か月の時にアナフィラキシーで入院しました。

その日はおいしいと有名な焼肉屋さんに行って
久々の外食で、おいしいお肉を食べて、気持ちもふわふわしていたと思います。

長男は9か月でしたのでもちろんお肉は食べることができませんし、
完全にわたしと主人の楽しみだけで、「ごほうびだね」とか言いながら行ったのです。
長男が産まれてからは簡単に出歩くことも難しくなっていましたし、
子どもが小さいうち、歩き出したりする前に外食とかは行けるなら行ったほうがいいよ
というアドバイスで、なら今のうち!と行きました。

もう血液検査で卵と鮭とピーナッツがダメだとはわかっていたので
焼肉なら入っていないだろう、と思って選んだのもありました。
離乳食だったのでお食事はしませんが少しデザートくらいなら分けてあげられるかな、と思ったのです。
中華とかだとデザートとかに入っていたら・・・・と考えたからです。

とても甘い考えだったのですが。

頼んだジェラートに卵白が使われていました。

アイス系に入っていると思わなかったので
お店にも確認せずに食べさせてしまいました。

帰宅し、お風呂に入れ、寝かしつけようとすると
足の付け根(股)のあたりをしきりに掻いています。

あまりにも激しいし、こんなにしている長男を見たことがなかったし、
なにかおかしいと思い、電気をつけて確認。

水ぶくれのように真っ赤になっていました。

お風呂に入ってさらに身体が温まって症状がひどくなったのだと思います。

アレルギーがあることはわかっていたのに認識が足りなかったのです。

すぐに夜間にやっている病院を調べ、病院へ連絡をして受診しました。

受診するために向かうタクシーでなんとなくぐったりとしてきています。
着いて、受診をするころには耳の中まで真っ赤になって腫れ上がっており、
すぐに点滴をしてもらいました。
この時点で食後2時間くらいです。

先生曰く、もう少し遅かったら気道も腫れて呼吸の症状も出ていたでしょうと。
子どもなので悪化も早かったはず、と。

ぞっとしました。

そう、たしかに病院へ行く前、電気をつけて確認した時には足の付け根とおなかや足など
一部だったのが、病院へ行って受診するまで30分もしないうちに全身に広がり、
耳の中は穴がほぼ見えなくなるほどだったのです。
下痢や嘔吐、意識消失などはありませんでしたが
病名は「アナフィラキシー」でした。

改めてアレルギーの恐ろしさを知りました。

点滴を3時間ほどしましたが湿疹は治まらず、
まだ9か月ということもあり、入院をすることになりました。

わたしは一緒に泊まり込み、主人には荷物を取りに帰ってもらいました。

長男と一緒に子供用のベッドに添い寝です。
一緒に寝ながら、謝ることしかできませんでした。

もうこんなことをさせていけない、と強く思っています。

夏の入院でどうなっていくのか、まだわかりませんが
小学校へ入る前にひとつの方向性が見えたらいいと思っています。